(嘉義中央社)ドローン(無人機)製造のチャンプレイ・インダストリアル(昶瑞機電)は18日、「空飛ぶクルマ」(eVTOL)開発のスカイドライブ(愛知県豊田市)などと共同で自給自足の量産ラインを立ち上げると発表した。重要な部品を大型ドローンのメーカーに供給し、中国のサプライチェーン(供給網)からの脱却を目指す。
南部・嘉義県のアジア無人機AIイノベーション応用研究開発センター(亜州無人機AI創新応用研発中心)で、新たに開発した重量物運搬ドローン用の動力部品のお披露目に合わせて発表された。
県はセンターの立ち上げに関わるなど、ドローン産業を後押ししている。県経済発展処の江振瑋処長は報道資料を通じ、これまで20近い国家機関や団体が同センターを訪れたと言及。台湾のITや製造業での優位性を通じて、ドローン産業が中国の「レッドサプライチェーン」を排除する最適解を提供し、同時に国際協力を促進できればと期待を寄せた。