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台湾のドローンメーカー、日本企業と量産ライン立ち上げへ 供給網の脱中国目指す

2024/03/20 14:32
チャンプレイ・インダストリアル(昶瑞機電)製のドローン(嘉義県政府提供)
チャンプレイ・インダストリアル(昶瑞機電)製のドローン(嘉義県政府提供)

(嘉義中央社)ドローン(無人機)製造のチャンプレイ・インダストリアル(昶瑞機電)は18日、「空飛ぶクルマ」(eVTOL)開発のスカイドライブ(愛知県豊田市)などと共同で自給自足の量産ラインを立ち上げると発表した。重要な部品を大型ドローンのメーカーに供給し、中国のサプライチェーン(供給網)からの脱却を目指す。

南部・嘉義県のアジア無人機AIイノベーション応用研究開発センター(亜州無人機AI創新応用研発中心)で、新たに開発した重量物運搬ドローン用の動力部品のお披露目に合わせて発表された。

県はセンターの立ち上げに関わるなど、ドローン産業を後押ししている。県経済発展処の江振瑋処長は報道資料を通じ、これまで20近い国家機関や団体が同センターを訪れたと言及。台湾のITや製造業での優位性を通じて、ドローン産業が中国の「レッドサプライチェーン」を排除する最適解を提供し、同時に国際協力を促進できればと期待を寄せた。

(蔡智明/編集:田中宏樹)

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