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旧公学校校舎の修復始まる 日本時代に建設 完了後は「建材バンク」に/台湾

2025/05/04 13:36
3日までに修復が始まった南部・台南市学甲区にある旧学甲公学校校舎=台南市政府提供
3日までに修復が始まった南部・台南市学甲区にある旧学甲公学校校舎=台南市政府提供

(台南中央社)南部・台南市学甲区の旧学甲公学校校舎の修復が3日までに始まった。工事完了後は、古い建物から収集された建築材料を再利用できるよう保管する「建材バンク」に生まれ変わる。

校舎は1918(大正7)年に建てられ、戦後は職業高校の自動車エンジン関連の実習場として用いられた。同高は2015年に生徒募集を停止。校地が市に寄贈され、市は18年、校舎を歴史建築に登録した。日本統治時代の公学校建築によく見られた赤レンガのアーチ型教室が残っており、台南の初等教育の歴史を有していることが登録の理由となった。

老朽化により屋根瓦の崩落や雨漏り、壁の亀裂などの問題が生じていた。修復には7000万台湾元(約3億3000万円)が投じられ、28年の完了を予定している。

(張栄祥/編集:田中宏樹)

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