アプリで読む
ダウンロード

高校内に残る築100年超の体育館 ワールドマスターズに合わせ特別ツアー/台湾

2025/04/30 13:29
淡江高校内に残る築100年超の体育館(新北市立淡水古跡博物館提供)
淡江高校内に残る築100年超の体育館(新北市立淡水古跡博物館提供)

(新北中央社)北部・新北市淡水区の市立淡水古跡博物館は、同区内の淡江高校内に残る築100年超の体育館などを巡るガイドツアーを5月に実施する。生涯スポーツの国際大会「ワールド・マスターズ・ゲームズ」が5月17~30日に同市と台北市で行われるのに合わせたもので、同館の蔡美治館長は、人々にさまざまな形でこの国際的なイベントに関わってほしいと話している。

同館が29日に発表した報道資料によれば、ツアーでは体育館の他、いずれも100年以上の歴史を持つ同高のラグビー場や滬尾小学校講堂、淡水税関埠頭(ふとう)を巡る。スポーツをテーマにし、125年前の税関職員が退勤後に行っていたスポーツや、日本統治時代の小学生が受けていた体操の授業なども体験できるという。

淡江高の周国生校長は同高内の体育館について、1923(大正12)年に建築されたもので、福建南部に由来する伝統的な農民住宅を模倣し、「馬背」と呼ばれる屋根構造などが見られると説明。日本統治時代には武道場として使われたことがある他、故・李登輝(りとうき)元総統が同所で剣道を練習したことがあり、当時の写真も残されていると語った。またラグビー場は、台湾ラグビー発祥の地として知られていると紹介した。

ツアーは17、18、24、25各日の午前に開催される。定員は各日25人で、予約は専用サイトで5日から11日まで受け付ける。

(趙敏雅/編集:田中宏樹)

> 中国語関連記事
私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。
66