(彰化中央社)中部・彰化県北斗鎮の北斗保甲事務所で日本移民村や台湾人日本兵など、日本統治時代にちなんだ同鎮の歴史や戸籍関連の文物などを紹介する展示が行われている。来場者は日本時代にタイムスリップしたかのような体験を楽しめる。
同県は日本時代後期に彰化、員林、北斗の3郡などに分けられていた。北斗鎮は当時の北斗郡の郡役所所在地に当たり、郡守(郡長)官舎や保甲事務所が設置されていた。今では県南部の行政センターとしての役割を果たす。保甲は警察の補助機関として治安維持の他に、戸口調査などの業務も担当した。
展示では、北斗郡守や保甲、日本移民村、日本人の引き揚げを軸に、行政機関の歴史的資料の視点から当時の状況を紹介。これまでに発行された身分証や戸口名簿(住民票に相当)、戸戸籍簿、身分証の作成に使われた設備、戸籍簿に手書きで記入する際の道具などの文物も見られる。
展示は17日まで行われ、18日から来月31日までは北斗戸政事務所でも開催される。