(台北中央社)茨城県内18市町村の小中学校239校で今年も、台湾産バナナが学校給食として提供されている。農業部(農業省)の胡忠一(こちゅういち)政務次長や李逸洋(りいつよう)駐日代表(大使に相当)が8日、同県の那珂市立第一中学校を訪問し、バナナが献立に含まれた給食を生徒らと共に食べ、交流した。
同部農糧署は2019年に同県笠間市との間で「食を通じた文化交流と発展的な連携強化に関する覚書」を締結。これを機に県内の学校給食で台湾産バナナやマンゴーなどの提供が広がった。24年度は5万4千人以上の児童生徒に台湾産バナナが提供される見通し。
同署によれば、学校関係者は台湾産バナナの栄養価の高さを評価。生徒らはバナナを味わい「おいしい」「いい匂いでとても好き」などと口にしていたという。