(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は18日、台湾を訪問中の沖縄県立西原高校マーチングバンド部と台北市の総統府で面会した。同市内で20日に開かれる「総統府音楽会」への出演のために訪台した部員らに対し、感謝と歓迎の気持ちを伝え、自身の好物でもあるタピオカミルクティーを部員らに贈った。
同部は総統府で頼氏や潘孟安(はんもうあん)総統府秘書長らを前に、吹奏楽にダンスや歌を交えたパフォーマンスを披露。頼氏はとても感動したとし「あふれる元気や活力を台湾に届けてくれてありがとう」と伝えた。20日の音楽会では自身も観客の一人として全ての出演者を応援すると述べ、同部のパフォーマンスが成功することを祈っていると話した。頼氏が生徒の手ほどきを受け、ドラムの演奏を体験する一幕もあった。
同校の新垣成美教頭は、今回の公演が必ずや台湾に多くの感動をもたらすだろうとし、この機会を通じて台湾と沖縄の厚い友情がより固くなり、日台の友好関係がさらに発展することを切に願っていると語った。
頼氏はパフォーマンス後、自ら選んだという台湾の形をした抱き枕を部員全員に贈り、生徒らが台湾を好きになってくれればとコメント。さらにタピオカミルクティーをプレゼントすると生徒から歓声が上がり、好物が同じで良かったと話した。
同部は昨年12月の「マーチングバンド全国大会」で金賞に輝いた他、2022年にオランダで開かれた「世界音楽コンクール」ではショー部門で優勝した経験を持つ。19日午前には超高層ビル「台北101」(台北市)で、20日午前には「円山大飯店」(グランドホテル台北、同)でもパフォーマンスを披露する。