アプリで読む
ダウンロード

中国の空母2隻が太平洋で活動 顧国防部長「拡張主義的本質見て取れる」/台湾

2025/06/11 17:00
立法院外交・国防委員会の出席前に報道陣の取材に応じる顧立雄国防部長(手前左)=6月11日、台北市
立法院外交・国防委員会の出席前に報道陣の取材に応じる顧立雄国防部長(手前左)=6月11日、台北市

(台北中央社)中国の空母「山東」と「遼寧」の2隻が初めて同時に太平洋で活動したことについて、顧立雄(こりつゆう)国防部長(国防相)は11日、状況を全て把握しているとした上で、中国の拡張主義的な本質が見て取れると述べた。

中国空母の活動について日本の防衛省は9日、山東が7日に宮古島(沖縄県)の南東約550キロの海域を航行し、太平洋を東進した後、9日には沖ノ鳥島(東京都)北方の日本の排他的経済水域(EEZ)内で艦載機の発着艦を実施したと発表。遼寧も7日以降、南鳥島(同)の南西の海域を航行していた。遼寧は中国空母として初めて、伊豆諸島や米領グアムをつなぐ海上ライン「第2列島線」を越えたことが確認された。

顧氏は立法院(国会)外交・国防委員会の出席前に報道陣の取材に応じた。2隻が南西諸島や台湾、フィリピンを結ぶ海上ライン「第1列島線」を越えて第2列島線まで達したことについて、中国が一定の政治的なメッセージを発しているとの考えを示した。

(楊堯茹/編集:田中宏樹)

> 中国語関連記事
私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。
21