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中国海警局船、台湾離島の「禁止・制限水域」に進入 退去まで海巡署が監視

2024/03/16 12:55
赤い線は台湾側設定の「禁止・制限水域」内に中国側が新たに設ける「巡視ルート」
赤い線は台湾側設定の「禁止・制限水域」内に中国側が新たに設ける「巡視ルート」

(高雄中央社)15日午後2時46分ごろ、中国福建省に近い離島、金門島の南西沖で、中国海警局船4隻が、許可のない中国船の進入などを禁じている「禁止水域」や「制限水域」に進入したのを海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)が確認した。同署は巡視艇を派遣し、禁止・制限水域を出るまで海警局船と並航して監視した他、アナウンスを通じて退去を求めたとしている。

金門島近海では2月、中国漁船が海巡署の巡視艇に衝突後転覆し、乗組員2人が死亡。これを受けて中国側はパトロールを強化しており、今月15日には「中国漁民の合法かつ正当な権益と生命、財産を守る」として、金門島近海でパトロールを実施したと発表した。

海巡署によると、同日午後2時20分ごろ、海警局の船4隻が沖合に集結しているのをレーダーが探知し、金門海巡隊が巡視艇を出動させたという。

14日には金門島周辺の禁止・制限水域で中国漁船が沈没し、2人が死亡、2人が行方不明になった他、同じく中国福建省に近い離島、馬祖近海の制限水域外でも中国漁民1人が海に転落し行方不明になった。

(洪学広/編集:齊藤啓介)

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