近江鉄道多賀大社前駅(滋賀県)で10日、台湾鉄路(台鉄)万華駅(台北市)との姉妹駅協定締結5周年を祝う記念式典が開かれた。近江鉄道は「両駅の交流活動を通じて友好関係をより強化するとともに、お互いの発展に努める」としている。
両駅は2020年11月に姉妹駅協定を締結。多賀大社前駅には多賀大社、万華駅には龍山寺と両駅ともに歴史ある有名な寺社が近くにあるという共通点を持つ。協定締結5周年を迎え、今年は多賀大社前駅での台湾茶体験会などさまざまな企画を実施してきた。
近江鉄道は台湾風に装飾した電車を30日まで全線で運行。車内を台湾風に装飾するほか、両鉄道のキャラクターをあしらった記念ヘッドマークを掲出する。多賀大社前駅の駅舎内には、台湾の街で多く見られる赤い提灯を用いて台湾らしい雰囲気を演出する。
また、同じ西武グループ傘下の伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅でも10日、台湾鉄路礁渓駅(宜蘭県) との姉妹駅協定5周年を記念するヘッドマークを装着した車両の出発式が行われた。伊豆箱根鉄道は記念ヘッドマークを取り付けた電車を来月4日まで運行する。
(編集:楊千慧)


