今から3千~2千年前の縄文・営埔文化遺跡の文化を紹介・展示する中部・雲林県の湖山ダム人文遺跡館が12月29日に正式開館する予定だ。県政府文化観光処は、新たな文化スポットになるとアピールしている。
8日には試験的に常設展のガイドイベントが実施され、招かれた30人近い考古学ファンらが参加した。
文化観光処の陳璧君処長は、ガイドの育成や実習を兼ねて、実際の動きや交流を通じて解説力や対応力を高めたと語った。
また館内では古坑・大坪頂遺跡で出土した陶片や石器、生活用具などを中心に、展示や空間の解説を通じて先史時代の古坑山地に暮らした人類の生活の知恵や集落の様子を再現すると説明した。
文化観光処によると、同遺跡は湖山ダムの建設に際した環境影響評価(環境アセスメント)で見つかった。保存状態は良好で、2008年には雲林県の考古遺跡に指定されたという。


