最盛期には東部の花蓮県や台東県と台中市の一部で路線を運行していた1958年創業の花蓮客運が、12月1日を最後に全路線の運行を終了することが24日までに分かった。交通部(交通省)公路局台北区監理所の担当者によれば、コストの増大や経営悪化が理由だという。
同社はバス事業者を対象にした評価制度の結果が悪かった他、運転士の不足などで2017年から減便や路線の休止を続けており、現在は2路線のみを運行。この2路線は今後、別会社に運行が移管される。
花蓮に暮らす黄さんは、中学や高校の通学で利用していたが、遅延ばかりで混雑していたなどと振り返り、別会社への移管によるサービス向上に期待を寄せた。