南部・嘉義県大林鎮の観光工場で世界的名作「星の王子さま」をモチーフにした特別展が開かれている。同作に登場するバラにちなみ、会場は赤いバラがふんだんに使われ、まるで星の王子さまのローズガーデンに変身したようだ。
大林鎮はお城のような外観を持つ観光工場が存在することで知られる。同鎮の許有疆鎮長によれば、鎮内の大埔美精密機械園区には現在、三つの観光工場あり、来年オープンするものや今企画中のものを含めば、将来的にその数は九つに増える。
「星の王子さま」とコラボレーションしたのは、昨年オープンした観光工場「蓋婭荘園」。イベントの開催により、バラの回廊が設置された他、バラの花を背にする星の王子さまのオブジェや星空を模したオブジェなども園内の随所に見られる。
同県の劉培東副県長は「きっと多くの参観者を引き付けられる」と期待するとともに、観光工場は産業の発展のみならず、観光客の誘致にも効果があると指摘。より多くの観光工場が同荘園のように国際社会とリンクさせられればと話した。
展示は来年3月31日まで。