(台北中央社)改刷が決まった台湾元紙幣について、台湾の中央銀行は27日、図柄のデザインテーマを決める投票の受け付けをインターネット上で開始した。新紙幣は、テーマの決定から約2年半後に発行される見通しだ。
現行の台湾元紙幣は5種類あり、2001年から05年にかけて発行が始まった。中央銀行の楊金竜総裁は昨年10月、紙幣の改刷を行う予定だと明らかにしていた。
中央銀行発行局の鄧延達局長は新紙幣について、現在民意を募っている段階で、テーマが決まり次第、図柄のデザインや用紙、原材料の調達を進め、行政院(内閣)の承認を経て製版・量産した後、調整や周知を行い、正式に発行することになると述べた。
鄧局長は同日に開かれた記者会見で、新紙幣は「台湾の美」を共通テーマとすると説明。新紙幣への賛同意識を高め、社会の共通認識を形成するため、12の案を作成したと語った。
12案には調和と融合、持続可能な発展、スポーツマンシップ、芸術美学、建築の美、テクノロジーイノベーション、民俗行事、工芸の美、島々の生態系、保全される植物の美しさ、保護される動物の美しさ、女性の輝きなどが含まれる。
投票は中央銀行のウェブサイトで2月13日午後5時まで受け付ける。メールアドレス一つ当たり1度投票が可能で、最大五つの案を選べる。
報道陣から政治家の肖像が登場する可能性を問われた鄧局長は、いずれのテーマも政治とは無関係だと語った。また人気の高かった五つの案がそのまま採用されるかについては、印刷や偽造防止などの実務面を考慮し、総合的に判断すると語った。
中央銀行は投票結果について、専門的判断などを加え、新紙幣デザインの参考にするとしている。