(台北中央社)台北メトロ(MRT)は7月1日からタッチ決済乗車の対象を拡大し、国内外で発行されたクレジットカードやデビットカード、同カードが設定されたスマートフォンなどを使って乗車できるようになった。乗車券の購入や交通ICカードへの入金の手間が不要になるとしている。
台北メトロでは、Visa、マスターカード、JCBなど5ブランドのクレジットカードなどによるタッチ決済乗車に対応した他、Apple PayやGoogle Pay、Samsung Payなどの決済サービスも利用できるようにした。Apple Payの場合、iPhoneの設定画面でエクスプレスカード(ECP)機能を起動させると利用可能となる。
台北メトロは、昨年10月に各駅の自動改札機を更新し、今年1月からは2次元コード(QRコード)乗車サービスを導入した他、台新銀行が発行したクレジットカードやデビットカードによるタッチ決済乗車の試験運用を開始した。タッチ決済乗車の全面的な導入で、乗客により幅広い乗車方法の選択肢を提供するとしている。
6月30日に開かれた記者会見で蒋万安(しょうばんあん)台北市長は、iPhoneの利用者は画面ロックを解除せずに、改札機にかざすだけで約1秒で通過できるとし、世界的な流れに追いついたと語った。
一方、クレジットカード決済では取引情報が保存できず、利用額や利用回数は累計されないため、台北メトロが導入している割引制度は適用されない。
台北メトロによれば、自動券売機などで販売しているトークン型の乗車券は、当面引き続き利用できるという。