(台北中央社)中央気象署(気象庁)は11日、台風11号が13日に台湾東部に上陸する可能性があると発表した。13日に雨や風が最も強まる見通しで、特に東部や南部の山地では24時間雨量が200ミリ以上または3時間雨量が100ミリ以上になる恐れがあるとして警戒を呼びかけている。
気象署によると台風11号は11日午後2時現在、台湾の東の海上にあり、時速23キロで西に進んでいる。中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は38メートル。
気象署の官欣平予報官は会見で、東台湾では12日の夜ごろから台風周辺の大気の影響が出始め、雨や風が徐々に強くなると説明。台風は13日正午ごろに台湾に上陸し、同日午後から夕方にかけて台湾から離れていくとした。台風が上陸した地域では風雨が著しくなる他、南台湾では台風が過ぎ去った後も雨風が続く可能性があると述べた。
また、進路が予想通りであれば、早ければ12日正午ごろに陸上台風警報を発表する可能性があるとした。