アプリで読む
ダウンロード

宜蘭県できょう午前M5.8 他の地震とは関連性なく=気象署/台湾

2025/04/09 15:56
9日の記者会見で同日午前にあった地震について語る中央気象署地震観測センターの呉健富主任
9日の記者会見で同日午前にあった地震について語る中央気象署地震観測センターの呉健富主任

(台北中央社)中央気象署(気象庁)は9日、同日午前9時53分ごろに発生した北東部・宜蘭県を震源とするマグニチュード(M)5.8の地震を受けて記者会見を開き、8日深夜にあったM5.9の地震や昨年4月3日の台湾東部沖地震との関連性はなく、独立した地震だとの分析を示した。

9日の地震では宜蘭県や東部・花蓮県で最大震度4を観測した。震源の深さは72.4キロだった。

気象署地震観測センターの呉健富主任は地震の発生原因について、フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込んでいることが関係していると説明。地震発生から緊急地震警報(国家級警報)の発信まで16.6秒かかったのは、震源の深さによるものだとした。

昨年4月の台湾東部沖地震に関連する地震活動は、発生回数や規模が今年2月までに長期的な平均値にほぼ戻っているため、今後はその余震かどうかについては特に言及しない方針だとした。

また、8日午後11時26分ごろに東部海域で発生したM5.9の地震は震源が与那国島の北側で、9日の地震の震源とは離れているため、直接の関連性はないと判断していると述べた。

加えて、台湾はM5~6の地震が年間平均で45回、揺れをはっきりと感じられる地震は144回ある、プレート活動が活発な地域であるため、日ごろの備えが大切だと呼びかけた。

(張雄風/編集:田中宏樹)

> 中国語関連記事
私たちはあなたのプライバシーを大切にします。
当ウェブサイトは関連技術を使用し、より良い閲覧体験を提供すると同時に、ユーザーの個人情報を尊重しています。中央社のプライバシーポリシーについてはこちらをご覧ください。このウインドウを閉じると、上記の規範に同意したとみなされます。
24