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台湾の「上空通過料」、来年3月に引き上げへ 約28億円の増収見込み

2024/12/15 17:32
台北飛行情報区(中国語で「飛航情報区」)の範囲を示す図=交通部民用航空局提供
台北飛行情報区(中国語で「飛航情報区」)の範囲を示す図=交通部民用航空局提供

(台北中央社)交通部(交通省)民用航空局は13日、台北飛行情報区(FIR)を通過する海外の航空機から徴収する航行援助施設利用料(上空通過料)を、来年3月1日に引き上げると発表した。現行の1機当たり1万台湾元(約4万7000円)から1万3500元(約6万4000円)になり、年間で約6億元(約28億円)の増収を見込む。

同局飛航管制組の蔡宗穎組長は記者会見で、同利用料は2007年に調整して以降、17年にわたって金額を維持してきたと言及。交通量の増加に対応するため、同局は人員の増強やシステムの更新などを継続的に行っているとした上で、日本など近隣国の通行料を参考にして引き上げ幅を決めたと説明した。

通行料の支払いは、台湾を離着陸する航空機には課されない。同局によれば台北FIRを通過するのは主に、日本や韓国から香港やマカオ、東南アジア方面へ向かう航空機だという。

(汪淑芬/編集:田中宏樹)

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