(嘉義中央社)オーストラリアにある保存鉄道などのボランティア22人が28日から南部・嘉義の阿里山林業鉄路を訪問し、同鉄道への乗車や関連施設を見学するなどして交流を深めている。
訪問しているのは、パッフィンビリー鉄道、ワルハラゴールドフィールズ鉄道、ジグザグ鉄道のボランティアら。阿里山鉄道を運営する農業部(農業省)林業・自然保育署阿里山林業鉄路・文化資産管理処によると、1972年に同鉄道の蒸気機関車1両がパッフィンビリー鉄道の博物館に寄贈されるなど、台湾とオーストラリアの間には鉄道を通じた交流がある。
オーストラリアの鉄道ボランティアの団体訪問は2018年以降で4回目。これまでの滞在日数は3日間だったが、今回は7日間に延長された。ボランティアらは阿里山鉄道の維持整備の詳細や文化資産の活性化などに関する理解を深めている。
同管理処では引き続き国際協力を推進するとし、世界各地の観光・登山鉄道との相互交流や学習を通じて、阿里山鉄道の認知度向上を図り、台湾独自の文化のシンボルとしてより多くの外国人観光客を引き付けたいとしている。