(台北中央社)飲食店を格付けする「ミシュランガイド」を手掛ける仏タイヤ大手のミシュランは20日、台北、台中、台南、高雄の台湾4都市を対象に、手ごろな価格で良質な食事ができる店を選んだ「ビブグルマン」2024年版の掲載店を発表した。選出されたのは台北43軒、台中27軒、台南31軒、高雄25軒の計126軒で、16軒が新たに掲載された。
昨年度の掲載軒数は台北45軒、台中31軒、台南36軒、高雄27軒の計139軒で13軒減った。新たに掲載されたのは、大半が台湾庶民派グルメを提供する店だった。
台北で新たに選ばれたのは、台湾料理の「心潮飯店」、ルーロー飯の「黄記魯肉飯」、タロイモビーフンが名物の「麺鋪」、台湾風クレープの蛋餅で有名な「軟食力」、夜間から未明にかけて営業する「小品雅厨」、メキシコ料理レストラン「Pàng」。
台中は、台湾料理の「裡小楼」、四川風や長江・浙江風の料理が特徴の「繍球」が新選出。台南は、麺料理の「麦謎食験室」、台湾家庭料理の「添厚」、ガチョウ肉のとろみスープが名物の「葉桑生炒鴨肉焿」の3店が初めて選出された。
高雄は、台湾料理の「売塩順」と「小燉食室」、台湾風ハンバーガーと呼ばれる割包が名物の「春蘭割包」、半熟の目玉焼きがのった肉そぼろご飯が高い評価を受ける「秀明猪心冬粉」、豚足煮込み丼の「良佳猪足」が新たに選ばれた。
ミシュランガイド2024年版の星獲得店は27日に発表される。