(台北中央社)台北メトロ(MRT)は24日、海外からの観光客増加に対応するため、到着前に日本語の車内アナウンスを流す駅を従来の13駅から21駅に増やしたと発表した。これらの駅では韓国語のアナウンスも新たに追加され、今月末までに駅構内の案内表示も日本語と韓国語に対応する予定。
日本語と韓国語の車内アナウンスが流れるのは、台北駅や台北101/世界貿易センター、東門、西門、龍山寺、剣潭などの到着前。中国語、英語、日本語、韓国語、台湾語、客家語の順番で放送する。駅の柱の案内表示や路線図にも日本語と韓国語を併記する。
日本語や韓国語による読み方や表記方法などについては、専門家から意見を聞くなどして慎重を期した。台北メトロは、多言語によるサービスを通じて台北地区のさらなる国際化を図りたいとしている。
また台北メトロが提供するデジタルモバイル向けアプリ「台北捷運 Go」でも中国語と英語、日本語、韓国語で情報を提供していると説明。運賃や路線図などを調べられるとアピールした。