(屏東中央社)南部・屏東県の周春米(しゅうしゅんまい)県長が大阪や奈良、三重などを訪問し、交通インフラを視察した。近鉄の観光特急「あをによし」に関する説明を受けた周氏は、屏東の鉄道観光の参考や改革の青写真として大阪の経験をくみ取り、さらなる価値を生み出したいと語った。
周氏は7日夜、近鉄グループホールディングスの西村隆至グループ執行役員らと意見交換。8日にはあをによしの他、奈良公園バスターミナルの運用状況、三重県の大型商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」内にある温泉施設や農園、宿泊施設などへの理解を深めた。
県政府は、交流を通じて地元の文化と歴史の融合を理解した上で、帰国後は観光デザインの洗練化を図りたいと説明。特にVISONは教育や親子で楽しめるレジャー施設づくりの参考になるとしている。