(台北中央社)最高法院(最高裁判所)は30日、半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の機密情報の不正取得を巡って国家安全法違反などの罪に問われたTSMC元エンジニア2人の上訴を棄却する決定をした。陳力銘被告に懲役10年、陳韋傑被告に懲役6年とした知的財産・商業法院(裁判所)の判決が確定した。
事件を巡っては、陳力銘被告がTSMCから東京エレクトロン台湾子会社に転職。2023年から25年にかけ、TSMCの同僚だった陳韋傑被告や他の2被告と組んで情報を窃取した。2被告には懲役3~2年が、東京エレクトロン台湾子会社には罰金1億5000万台湾元(約7億6000万円)、執行猶予3年の判決が言い渡されており、いずれも上訴していない。
また、東京エレクトロン台湾子会社で証拠を隠滅した別の被告は、懲役10月、執行猶予3年などが言い渡されて上告しており、最高法院が審理を行っている。