東部・花蓮県にある知的障害者の自立支援を目的とする牧場「方舟」で生産された卵が売れなくなっている。旧正月(春節、今年は2月17日)後の在庫数が1万個に上ると見込まれ、牧場の運営者はプロモーション楽曲を作るなどし、販売を促そうとしている。
牧場では、鶏をケージに入れず、鶏舎内を自由に動き回れる「平飼い」の方法で、赤い卵を産む品種の鶏「イサブラウン」を2000羽飼育している。産んだ卵の一つ一つを入所者がきれいに拭き、質の確保に努める。
だが、生産量が安定するようになるにつれて、売れ行きが悪くなり、これまでの累計在庫数は5000個超となっている。改善が見られない場合、春節後はさらに1万個を上回ると懸念されている。
卵の販促を強化しようと、運営関係者がSNSで「伊莎与我」(イサと私)と題したシングルを発表。同曲を通じて一人でも多くの人に同牧場を知ってもらい、同時に自立に取り組む入所者への支持につなげたいとしている。

