離島にある澎湖県の廟(びょう)竜門観音宮で11日、元宵節(旧暦1月15日)に合わせて作られた巨大な「コメの亀」が引き取り手が現れなかったため解体され、原価を下回る特別価格で販売された。会場には多くの住民が詰めかけ、境内は米を買い求める人でにぎわった。
澎湖では毎年元宵節に無病息災を祈る「乞亀」と呼ばれる伝統行事が行われる。小麦粉やもち米で長寿の象徴とされる亀を作ったりコメや金などを亀の形に並べたりし、神の同意が得られれば、それを家に持ち帰ることができる。
同廟は今年、信者が奉納した約1万3000袋のコメを使って巨大なカメをつくった。内訳は1.8キロ入りのコメが約7000袋、3キロ入りが約5000袋となっており、重さは約29トンに達する。だが、今年はこれを引き取りたいと願いを申し出る人が現れなかったという。
このため、廟側はコメの亀を解体し、販売することを決めた。1.8キロ入りを100台湾元(約500円)、3キロ入りは1袋200元(約1千円)、3袋は約500元(約2500円)など、市場価格より安い価格で販売した。
廟側は、売れ残った場合、地域の家庭や生活に困っている人たちに配る予定だとしている。
(編集:荘麗玲)