(山口中央社)安倍晋三元首相の妻、昭恵さんは8日、涂醒哲(とせいてつ)元衛生署長ら訪日団と福岡県内で面会し、日本と台湾が連携して世界平和に向けて進んでいくべきだと述べた。
涂氏らは、台湾産コメを山口県や石川県に学校給食用として贈る活動で日本を訪問した。インド太平洋戦略シンクタンク(台北市)の矢板明夫執行長(CEO)や台日産経友好促進会の葉建揚会長、元立法委員(国会議員)の何敏豪氏らと共に、安倍さんとの昼食会に参加した。
安倍さんはあいさつで、日本が最も困難な時に子どもたちのために台湾のコメを提供してくれて、とても感動しているとし、感謝を伝えた。
ここ数年、台湾にたびたび足を運んでおり、今月も政治大学(台北市)に「安倍晋三研究センター」が開設される関係で訪問する予定だと言及。台湾の友人たちは家族のようであり、台湾の安倍晋三氏に対する関心にも心から感謝していると話した。
また、中国が3日に北京で開いた軍事パレードで、中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が並ぶ様子を見て少し恐ろしく感じ、世界がどのような方向に向かうか分からないとした上で、日台の連携が非常に重要だと述べた。
涂氏は、台湾と日本の関係は非常に友好的で、その最も重要な立役者は「台湾有事は日本有事」を初めて提唱した安倍晋三氏だと語り、両国の友情がますます良好になるよう期待を寄せた。