(台北中央社)安倍晋三元首相の妻の昭恵さんは11日、台風4号によって深刻な被害を受けた台湾にお見舞いのメッセージを送った。自身のX(旧ツイッター)に「心よりお見舞い申し上げます」と投稿した。「台湾加油」(がんばれ)と応援の言葉を添え、「いつも温かいお心を寄せていただいている台湾のために何ができるのか・・・」とつづった。
頼清徳(らいせいとく)総統は同日、Xを更新し「昭恵夫人の長年にわたる台湾へのお心遣いと応援に感謝します」などと日本語で書き、昭恵さんへの感謝を表明した。台湾が現在、災害後の復旧、特に送電の再開や被災した農業・漁業従事者や市民の支援に取り組んでいること、台湾と日本が強い絆で結ばれていることなどにも言及。今後も「信頼し合い、助け合っていけるよう願っています」と期待を寄せた。
台風4号は6日深夜、南部・嘉義県に上陸した。台湾にもたらした農林畜水産被害額は120億円を上回った他、各地で大規模な停電が発生し、同県や南部・台南市の一部地域では現在も復旧していない。