(東京中央社)学校法人神戸学園グループが、社会貢献活動の一環として南部・屏東産バナナ約11万本を東京都内465カ所の社会福祉施設に贈り、27日に東京都庁で記念式典が開かれた。式典に出席した台北駐日経済文化代表処の李逸洋(りいつよう)代表(大使に相当)は、台日の食文化交流を促進して友好の象徴になればと期待を寄せた。
同グループの蒋恵萍総長は、2022年と23年にも屏東産のバナナを九州の小学校などに届け、好評だったと語る。今年は周春米(しゅうしゅんまい)屏東県長の協力を得てバナナ生産者と連携し、6月11日から東京都社会福祉協議会が運営する東京善意銀行を通じて順次各施設に寄贈された。
式典では同協議会や東京都の関係者から感謝状が蒋総長に手渡された。李代表は台湾バナナについて、味と香りが向上し、台湾と日本をつなぐ特別な存在になったと語った。