(台北中央社)台北市立動物園のパンダ「円宝」(ユエンバオ)が28日、5歳を迎えた。同園は果物やサトウキビ、ニンジンなどを使った氷の特製ケーキをプレゼントし、来園者らと共に誕生日を祝った。
円宝は、2008年に中国からやって来た雄の「団団」と雌の「円円」の第2子として同園で生まれ育った。
飼育員が展示場内にケーキを置くと、円宝はすぐに近づき、来園者に背を向けて食べ始めた。その後岩にもたれかかりながら慣れた手つきで竹を割って口に運んだり、果物を食べたりした。来園者からは「かわいい」と歓声が上がった。
パンダ館の王建博館長は報道陣の取材に、円宝は偽妊娠が見られると話し、飼育チームは中国・成都のジャイアントパンダ繁殖研究基地と連絡を保ち、機会があれば繁殖に向けたカップリングに関する話し合いに積極的に参加したいと語った。
同園では、7月6日は円宝の姉「円仔」、8月30日は母親「円円」の誕生日だとして、祝福のための来園を呼びかけている。