(新竹中央社)北部・新竹県新埔鎮の違法繁殖場から救出された犬のうち、妊娠していた雌の柴犬2匹が計11匹を出産した。県動物保護防疫所は3日、里親を募集すると発表した。母犬や子犬たちが後に売買の商品にならないよう、同所は引き渡し後も継続的に追跡調査を行うとしている。
同所によれば、同所は昨年、野良犬の不妊手術状況を調査した際、新埔鎮で違法に犬の繁殖などが行われているのを見つけた。後に県警と共に繁殖場を捜索し、柴犬やポメラニアンなど39匹を救出した。このうち、35匹は1月に実施した里親募集活動で引き取られた。
妊娠していた母犬が生んだ子犬は皆、同所職員の世話の下、健康で活発に過ごしているという。
引き渡し後の追跡調査のため、里親は新竹県、新竹市と北部・桃園市、中部・苗栗県の住民に限る。12日に母犬と子犬計13匹の里親を決める抽選会を実施する。6日からの3日間には、これらの犬と実際に対面できる機会も設けるとしている。