(台北中央社)21日未明、南部・嘉義県を震源に起きたマグニチュード(M)6.4の地震で、中央気象署(気象庁)は22日、同日午後0時までに起きた余震は74回に達したと明らかにした。嘉義県政府は、地震後に通行止めとなった道路について、いずれも復旧したと発表した。南部・台南市政府によると、地震により損壊したとみられる建物は53戸に上ったという。
気象署によれば、余震のうちM4以上の地震は19回起きた。余震の震源は主に台南市楠西区や南化区に集中している。
南部・嘉義市では火災が2件発生したが、けが人はいなかった。嘉義県では9286戸が停電、527戸が断水したが、その後復旧した。県内では2人が病院に搬送されたものの、いずれも退院している。
台南市政府によると、地震で29人がけがをした。また道路や橋などインフラ施設の損傷は27カ所に達したという。