(台北中央社)南部・嘉義市の黄敏恵(こうびんけい)市長は19日、同市政府を訪問した愛媛県の中村時広県知事や同県議会の三宅浩正議長らと面会した。将来、両自治体間で姉妹都市を締結できればと期待を寄せ、今後もスポーツや文化、観光などの分野で交流を深めていきたいとした。
同市が報道資料で伝えた。黄氏は、嘉義農林学校(現嘉義大学)野球部が1931(昭和6)年の全国中等学校優勝大会(夏の甲子園)で準優勝した実話をもとにした映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」に言及。2014年に嘉義でプレミアが行われた際には、同部で監督を務めていた近藤兵太郎さんが愛媛県松山市出身であることを縁として、松山市の関係者らが来訪したことを振り返った。
中村氏は県知事として10年ぶりの嘉義市訪問となった。新型コロナウイルスの影響で運航が休止されていた、同県の松山空港と台湾の桃園国際空港を結ぶ航空便が運航再開したことに触れ、黄氏らの来県を呼び掛けた。
(編集:田中宏樹)