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台湾人と中国人の同性カップル、婚姻手続き済ます 全国で初

2024/10/08 17:17
7日、高雄市内の戸政事務所で婚姻届が受理された台湾人と中国人の同性カップル(同市民政局提供)
7日、高雄市内の戸政事務所で婚姻届が受理された台湾人と中国人の同性カップル(同市民政局提供)

(高雄中央社)南部・高雄市政府民政局は8日、両岸(台湾と中国)間の同性カップル1組が7日、市内の戸政事務所(戸籍業務を担当する役所)で婚姻手続きを済ませたと発表した。全国初の事例。台湾では今年9月、同性婚を認める第三国で婚姻関係を結んでいることを条件に、両岸間の同性カップルの婚姻が認められた。

この日手続きを行ったのは、2019年に米国で同性婚をした男性の同性カップル。台湾人男性は高雄出身。2人は先週には内政部(内務省)移民署による面談を受けていた。

民政局は、婚姻の平等は国や民族を問わず、同性カップルも権利を享受すべきであると強調。全国で初めて両岸同性カップルが婚姻手続きを行ったことは、人権都市としての高雄に歴史的意義と価値を与えたとし、新たなカップルの誕生を祝福した。

台湾では19年5月に同性婚が認められたが、両岸関係や情勢の特殊性などで、台湾人のパートナーが中国人だった場合は、婚姻届が受理されていなかった。

(洪学広/編集:齊藤啓介)

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