(台北中央社)衛生福利部(保健省)食品薬物管理署(食薬署)は8日、北海道から輸入した長ネギが水際検査で不合格になったと発表した。検出されてはならないと定められている農薬が検出されたとしている。全量に当たる計4.5キロが廃棄または積み戻しされた。市場への流出はない。
食薬署によると、不合格になったのは台湾の業者、豊漁貿易が輸入した長ネギ。農薬のアミスルブロム0.03ppmとプロチオホス0.02ppmがそれぞれ検出された。
統計によれば、日本から輸入したリーキ・その他のネギ属の野菜は、今年3月30日から9月30日にかけて検査した202ロットのうち、5ロットが不合格になった。うち3ロットは豊漁貿易が輸入していた。
食薬署の林金富副署長は中央社の電話取材に対し、豊漁貿易が日本から輸入したリーキ・その他のネギ属の野菜に対して、抜き取り検査を強化していたと説明。今後は全数検査を行うと語った。