(桃園、台北中央社)台湾桃園地方検察署(地検)は27日、鄭文燦(ていぶんさん)前桃園市長ら11人を腐敗防止(貪汚治罪)条例違反の罪で起訴した。鄭被告については、犯行を否認している上に、賄賂額が500万台湾元(約2270万円)に上ることから、検察は懲役12年の重刑を求めた。
鄭氏は桃園市の土地開発を巡って賄賂を受け取ったなどとして、腐敗防止条例違反などの疑いで桃園地検に勾留を請求され、台湾桃園地方法院(地裁)が先月11日、3度目の勾留法廷で鄭氏の勾留と接見禁止を決めた。
鄭氏が所属する与党・民進党の廉政委員会はすでに鄭氏に対し、党員権利を3年間停止する処分を下している。同委の邱駿彦主任委員は27日、裁判所から有罪判決が下されれば、除名を含めて処分を改めて協議すると説明した。