(台東中央社)22日午後7時52分ごろ、東部・台東県南横公路の大関山トンネルの入り口にあるライブカメラが、空にラッパ状の赤い光が放たれた様子を捉えた。「超高層雷放電」と呼ばれる発光現象とみられ、台北市立天文科学教育館の段皓元アシスタント研究員は「珍しい」と語っている。
カメラは台東県政府が設置したもの。映像では黄色い光が輝いた後、下から上に向かって赤い光が放たれたように見える。インターネット上では「貴重な瞬間だ」との驚きの声や台湾に接近している台風3号との関連を指摘するコメントが寄せられた。台東県政府交通・観光発展処の卜敏正処長によると、多くの問い合わせの電話があったという。
映像を確認した段氏は中央社の電話取材に、中高層から上に向かって放電しているように見えると説明。放電の様子が撮影されたことについても珍しいと話した。