(台北中央社)台湾の薬剤師でつくる全国組織「中華民国薬師公会全国聯合会」は9日、日本薬剤師会から4月3日に台湾東部沖で起きた地震に関する500万円を超える義援金を受け取ったと明らかにした。同地震で被災した東部・花蓮県の薬師公会(薬剤師会)に受け渡し、被災した薬局の支援に役立てるとしている。
聯合会によると、4月中旬に日本側から募金活動を行うとの連絡があり、6月28日には日本薬剤師会の山本信夫会長から5月末までに506万4562円が集まったとの報告や被災した薬局の再開に役立ててほしいとのメッセージを受け取ったという。
同聯合会の黄金舜理事長は、日本薬剤師会に感謝を表明。新型コロナウイルスの流行時や東日本大震災の際には台湾の薬剤師関連団体が日本側を支援したことに触れ、台日双方の薬剤師は深い友好関係にあるとした上で、支え合う関係は人々を感動させると語った。