(台北中央社)台湾を拠点とする仏教系慈善団体「慈済基金会」が、1月に発生した能登半島地震の被災者に見舞金の配布を進めている。世帯人数に応じて1世帯当たり13万~17万円を、ボランティアスタッフが現地の公共施設などで被災者に手渡しで届けている。
住宅に半壊以上の被害があり、65歳以上の高齢者がいる世帯が対象。同基金会によれば配布は先月17~19日に石川県穴水町で、今月7~9日に能登町で実施。両期間で延べ435人のボランティアが活動に参加し、1813世帯に見舞金を手渡した。また28~30日に輪島市と中能登町で配布を行っている他、来月にも配布を予定している。輪島市と中能登町では5171世帯に見舞金を届ける予定だという。
同基金会は能登半島地震の発生を受け、基金会の日本分会が1月から3月にかけて穴水町内の医療機関で被災者や職員に温かい食事を提供した他、茶やコーヒーを提供するスペースを設けて被災者らにリラックスしてもらったとしている。