(新北中央社)19日午前、殺人未遂の罪で実刑判決が確定し、収容前に北部・基隆市内の病院で強制入院の措置を受けていた男が逃走を図った。4日間にわたって行方をくらましていたが、22日午後7時30分ごろ、北部・新北市新荘区で、潜伏先からごみを捨てに出てきたところを、捜査中の警察官に取り押さえられた。
基隆市政府などによれば、男は統合失調症と診断され、2カ月以上治療を受けていた。病院から逃走した男はコンビニで飲み物を盗んだ後、バスやメトロ(MRT)などを乗り継いで台北方面に向かっていた。
警察によると、監視カメラの映像を分析するなどして男を追跡。男は逃走中、変装を繰り返していた他、偽名を使ってアルバイトをしていたが、取り押さえられた際に金や携帯電話は持っていなかったという。
男の逃走を受け、台北市や新北市など4県市では教育機関への一般人の出入りを禁止する措置を出していたが、23日に解除した。