(台北中央社)台北市の台北市立動物園で生まれたマレーバク「獏豆」(モドゥ・雄、3歳)がお見合いをすることになった。20日には、名古屋市の東山動植物園に到着。「コモレ」(雌、3歳)との繁殖が期待されている。
獏豆は2020年9月13日生まれ。結婚適齢期を迎えるに当たり、専門家会議が開かれ、年齢、身体状況などを考慮した結果、同じ20年生まれのコモレとマッチングすることが決まった。
東南アジアに生息するマレーバクは、土地開発により生息域が破壊されたため、絶滅危惧種に指定されている。台北市立動物園は、今回の「台日間の結婚」を通して、獏豆に新たな群れをつくってもらい、動物保護教育をさらに広め、人々に野生動物への関心を引き起こしたいとし、獏豆とコモレの良縁と子孫繁栄を願った。