(南投中央社)台湾最高峰の玉山(標高3952メートル)周辺の玉山国家公園で事故が相次いでいる。今年は19日までに19件発生し、6人が死亡、12人がけがし、3人が無事救助された。同公園を管理する内政部(内務省)国家公園署玉山国家公園管理処は事故を防ぐため、登山前の入念な準備を呼びかけている。
同処によれば、事故の内訳は持病の発作や高山病、滑落・転落などで、降雪時や歩道の積雪と凍結時に滑落が起きていると指摘。雪の降る時期には自身の技術や経験について確認が必要とし、十分な装備を用意するよう注意を促した。
また高山病予防のため登山ペースを速くしないことや、水の計画的な利用を呼びかけた他、森林火災を防ぐため、簡易調理は指定の場所で行うよう求めた。