(台北中央社)台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)は22日、JR東海とさらなる協力関係の強化を目的とした協力覚書を締結したと発表した。これまでに進めてきた技術協力を基に総合指令所や駅、運輸所、車両工場などでの人材育成や技術力強化を目的とする人材交流プログラムを実施するとしている。
21日に東京で行われた締結式で高鉄の江耀宗董事長(会長)は、近年高鉄は多くの核となるシステムの更新を行い、JR東海は技術コンサルティングを提供してくれたとあいさつ。今回の覚書の内容は運営やサービス、メンテナンスなどに関わる職員の知識や経験交流にまで広がるとし、経営戦略上のパートナー関係を深化させるとともに台日間の友好関係を強化して、共同で高速鉄道産業の国際協力の推進と進歩を図ると語った。
高鉄は、JR東海との交流と協力を通じて引き続き職員の専門能力の向上を図り、乗客により良質で革新的なサービスをもたらしたいとコメントしている。