(台北中央社)行政院(内閣)農業委員会は16日、ネコをペットとする飼い主に正しい飼育方法を普及・啓発するための「飼い方指南」を発行した。世界的なルールに倣った上で、獣医の意見などを参考に作成した。ネコに関する病気や問題行動の発生予防を狙う。
同委によると、台湾の家庭などで飼育されている飼いネコの数は2021年時点で87万810匹。11年の30万2846匹に比べ大幅に増加しているという。飼い方指南は昨年のイヌ版に続く発行で、農業委員会「動物保護資訊網」のウェブサイトからダウンロードできる。
指南の発行について同委は、飼い主に正確な飼い方を理解してもらうのに寄与すると指摘。特に初心者が読めば、飼い主だけでなくネコのためにもなるとしている。
ネコの成長過程や基本的な習性の紹介、世話の仕方、飼育環境、食事、健康管理などに関する具体的な助言なども盛り込まれている他、子ネコや高齢のネコ、一緒にその他のペットを飼う場合の注意点なども書かれている。
同委はペットを飼う際には登録、去勢・避妊手術、狂犬病のワクチン接種などをし、飼育を放棄しないよう呼びかけている。