(桃園空港中央社)台湾桃園国際空港は18日、日本に向かう一部の航空便利用者を対象に、日本の入国審査を同空港の搭乗待合室で行う「プレクリアランス(事前審査)」を試験導入したと発表した。日本入国時の待ち時間が短縮されるとしている。
同空港は、新型コロナウイルスを巡る水際対策の緩和と旧正月(今年は22日)を挟む連休による旅行者増加に対応するためと説明。日本の入国審査官を桃園空港に配置し、搭乗までの時間を使い、入国審査を行う。
試験導入期間は31日まで。対象となるのはチャイナエアライン(中華航空)のCI178便高松行き、CI116便福岡行き(金、日曜日出発便)、CI112便広島行き、エバー(長栄)航空のBR118便仙台行き、BR116便札幌行き、日本航空のJL814便関西行き(月、火、金曜日出発便)で、90日以内の短期滞在を目的とする旅行者。
利用を希望する場合は、カウンターでのチェックイン時に申し出、出発の30分前までに手続きを終わらせる必要がある。
同空港によると、訪日旅行者を対象とした事前審査は2005~09年にも実施。待合室ではパスポートの確認、顔写真の撮影、指紋の採取などが行われ、日本到着後は本人であることと手続きが完了していることを確認できれば入国可能だという。