(台北中央社)静岡県はこのほど、台湾での防災知識の普及や防災意識の向上を目指そうと、ユーチューバーとコラボレーションし、動画を制作した。台湾人ユーチューバーが静岡県内の非常食工場を訪れたり、地域の防災訓練を見学したりする内容で、公開された動画には中国語繁体字で「台湾も見習うべき」などのコメントが寄せられている。
「防災先進県」として災害対策に力を注ぐ静岡県。台湾とは8県市と防災に関する協定を交わしており、防災職員の相互派遣などの交流を続けてきた。
今回は台湾出身で東京在住の「強運少女RU」さんとコラボ。「台湾人の視点から見た日本の防災」をテーマに動画を3本制作した。Ruさんは動画の中で、今回の撮影を通じ「いろいろ考えた」「今まで気付かなかったことに気付けた」と語り、防災知識がより多くの人に伝わることに期待を寄せた。
3本の動画は今月11日から18日にかけて公開され、23日午後までに3本合計で約5万回再生された。
静岡県は報道資料で、台湾との防災分野におけるより一層の連携強化を目指していく姿勢を示した。
(編集:楊千慧)