日本時代にゆかりある林業の拠点 集落の修復工事始まる/台湾・花蓮

2021/12/02 15:24
林田山林業文化園区内の旧製炭工場
林田山林業文化園区内の旧製炭工場

(花蓮中央社)東部・花蓮県にある行政院(内閣)農業委員会林務局の林田山林業文化園区で1日、かつて林業の拠点として栄えた時代から残る集落の修復、再活性化工事が始まった。歴史を色濃く感じられる体験型の施設にする計画 で、2024年12月末の完成を目指す。

林田山は日本統治時代の1919(大正8)年、ベニヒやヒノキの伐採場として発展。その後は林業の一大拠点となった。戦後の60年代には400棟を超える建物が立ち並ぶ集落が形成され、2000人以上が暮らした。およそ30年前に政府が天然林の伐採を禁止したことで衰退したが、後に一帯は歴史を伝える公園になった。2006年には台湾唯一の林業集落として県の「集落建築群」に登録された。

林務局花蓮林区管理処の王怡靖副処長はメディアの取材に、園内には木材の集積場や日本式宿舎群、小学校、教会、事務所、鉄道施設などが残り、花蓮の林業を見届けてきたと説明。時間の経過で建物が老朽化し、修復と再活性化を早急に行わなければならないと語った。

修復工事は2期に分けて実施される。この日始められたのは、製炭工場や食堂などの建物の作業。9800万台湾元(約4億円)を投じ、2023年4月の完成を予定している。来年には第2期の修復工事に着手する計画。

(李先鳳/編集:齊藤啓介)

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