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中国、パナマ国会議員の台湾訪問取りやめ要求 外交部「横柄」

2025/11/21 16:37
外交部正門前の様子=資料写真
外交部正門前の様子=資料写真

(台北中央社)中国がパナマの国会議員に対し、計画していた台湾訪問を取りやめるよう要求していたことが分かった。外交部(外務省)は20日、中国が横柄な態度で他国の内政に影響を及ぼし、主権国家と台湾の通常な交流・往来の妨害をしようとしていると強く非難した。

AP通信は20日、パナマに駐在する中国の外交官が19日、パナマの議員に訪台の取りやめを要求したとしてパナマ外務省と米駐パナマ大使が批判したと報じた。パナマ外務省は中国大使館がパナマの内政に干渉したと指摘したという。

外交部は、台湾は一貫して開放的かつ友好的な立場で、民主主義や自由、人権の尊重、法の支配を共有する国々と対等な交流を続けていると強調。台湾を理解し、同様の理念を持つ各国の友人が台湾を訪問することを歓迎しているとした上で、国際社会に認められ、尊重されているとした。

また中華民国台湾と中華人民共和国は互いに隷属せず、台湾の正常な国際活動と交流について中国が口を挟む資格はないと強調。外交慣例に反した横暴な手段で他国の主権に干渉する行為は、中国の独裁政権による覇権主義を改めて浮き彫りにし、国際社会の反感を強めるだけだとの認識を示した。

外交部は各国政府に対し、中国が他国の主権的判断に対して不当に干渉する行為を強く非難し、台湾と対等かつ互恵的な基盤の上で交流と協力を強化し、中国の世界における覇権拡張に共同で対処するよう呼びかけた。

(楊尭茹/編集:齊藤啓介)

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