(台北中央社)アジア太平洋地域の自由・民主主義を支持する国会議員による「アジア太平洋国会議員連合」(APPU)の年次総会が28日、台北市内で行われた。開会式で頼清徳(らいせいとく)総統があいさつし、団結や協力は各加盟国だけでなく地域の繁栄や発展にとって必ずや大きな助けとなると述べた。
同連合は1965年に岸信介元首相らが提唱して立ち上げられたアジア国会議員連合(APU)が前身。APPUとしての総会は今回で53回目となった。前回は東京で開催された。
頼氏は、APUの設立から60年の節目の年に台湾が総会を主催できて深く光栄に感じていると言及。APPU加盟各国の国会議員が長年にわたって国会外交や国会交流といった協力を行い、アジアの繁栄や進歩を促しているとして感謝を表明した。
また、台湾は①地域の平和を守る決意を示す②国交を結ぶ国との協力深化③APPUを通じてアジア各国との協力を強化する─の三つのアクションで各国と協力し、アジア太平洋地域の平和と繁栄、経済の発展を推進していくと語った。
総会に日本からは山口俊一衆院議員(自民)や泉健太衆院議員(立憲民主)ら約10人の国会議員が出席した。