(台北中央社)外交部(外務省)の蕭光偉(しょうこうい)報道官は20日、広島市が8月6日の平和記念式典に関する通知を台湾に送る方針を示したことについて、「喜ばしく思う」と語った。一方で同9日に開催される長崎市の平和祈念式典を巡り、同市の鈴木史朗市長が16日の記者会見で、台湾は案内の「対象にはならない」としたことに対しては「遺憾だ」と述べた。
蕭報道官は、台北駐大阪経済文化弁事処(領事館に相当)が広島市と調整を進めていると説明。招待状が届き次第、出席者を決めると語った。
また台湾は、責任ある平和を愛する国際社会の一員として、今後も理念の近いパートナーと協力するとし、地域の平和と安定、繁栄を守る決意は変わらないとした。
同弁事処の洪英傑処長(総領事に相当)は中央社の取材に、これまでにも複数の台湾に友好的な広島市議が台湾のために声を上げてくれているとし、仮に広島の式典に出席できた場合は台湾としては初参加になると語っている。