(台中中央社)6日間の日本訪問を終えて台湾に戻った中部・台中市の盧秀燕(ろしゅうえん)市長は1日、「密度の濃い日程が順調に進み、豊富な成果が得られた」と振り返った。期間中、東京都の小池百合子都知事や名古屋市の広沢一郎市長らと面会した。
同市政府の報道資料によれば、盧氏は今回の訪日について、都市外交と市内でのドーム球場建設に向けたスタジアム視察を主要な目的として掲げていた。球場視察では札幌ドームや東京ドーム、バンテリンドームナゴヤ(名古屋市)、北海道日本ハムファイターズの本拠地「エスコンフィールドHOKKAIDO」(北海道北広島市)を訪れた。
先月26日には名古屋市役所を訪問し、広沢氏と面会。台中市と名古屋市は2019年に「観光分野におけるパートナー都市協定」を締結していたが、交流拡大に向けてこの日新たに「友好交流に向けた覚書」を締結した。
小池氏とは同28日に東京都庁で面会した。盧氏は防災やスポーツ、観光などで都との交流を深めたい考えを伝えた。
市は盧氏と小池氏について、共にニュースキャスターとしてのキャリアを持ち、それぞれの都市で女性として初めて首長に就任したなどの共通点があると紹介した。