(台北中央社)中国の習近平国家主席が17日、米国のトランプ次期大統領と電話会談した。中国外務省によると、習氏は台湾問題に関し「中国の国家主権と領土保全に関わる」として米側に慎重な処理を求めた。これを受け、外交部(外務省)は18日、「台湾の主権・地位を歪曲(わいきょく)する間違った説をまた一方的に唱えた」と不快感をあらわにした。
中央社の取材に対し、外交部は「中華人民共和国と互いに隷属しないのは客観的事実で台湾海峡の現状でもある」と強調。20日に発足するトランプ新政権については、「安全保障や貿易分野での緊密なパートナー関係を深化し、共に台湾海峡と地域の平和、安定、繁栄を促進していきたい」と協力の強化に期待を示した。